本会の詳細を知る

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摘要‐本会の特色と魅力‐

名称

SAN-INやすぎオオサンショウウオの会(さんいんやすぎおおさんしょううおのかい)

所在地

島根県安来市

代表

岩田 貴之(いわた たかゆき)

フィールド

斐伊川水系の一部(飯梨川ほか)

会員数

個人:151 団体:5(2021年9月30日時点)

会費

  • 利用会員・賛助会員:1,500円/年(18歳以上)
  • 上記の団体会員(5人以上):5,000円以上/年
  • 18歳未満は無料。ただし、保護者の入会を要します。

特色と魅力

 日本で唯一オオサンショウウオに特化した自然環境保全地域「西谷川オオサンショウウオ繁殖地島根県自然環境保全地域」が私たちの重要なフィールドの一つ。そこは島根県内随一の生息密度を誇るエリアで、小さなせせらぎはお子様づれでの調査にうってつけ。また、未踏査区間を含む様々な調査エリアを有しているため、開催日における参加者の人数や経験値に応じて調査場所が異なる楽しみがあります。

 そして、生息域内保全施設として整備された、年間を通じて巣穴の内部におけるオオサンショウウオの行動が観察できる人工巣穴がいくつもあるため、雌雄の繁殖行動や幼生の発生過程を目撃できるチャンスも。巣穴の改良はもちろん、遡上路の設置など、オオサンショウウオの産卵場所の探索行動の支援にも努めています。

 ときに、生息調査において一時捕獲された生体が新規個体(未登録個体)だった場合は個体識別に必要なマイクロチップの挿入にかかる実習の機会としていることは先駆的な取組みで、文化財保護法に基づく現状変更許可を得て活動しています。

年間スケジュール

  1. 生息調査活動
    • 3月から5月および7月から10月:成体調査
    • 9月:産卵調査
    • 2月から3月:幼生および繁殖巣穴調査
    • 通年:住民から寄せられた目撃情報または緊急保護にかかる行政との協働に基づく現地調査
  2. 環境保全活動
    • 4月から5月:生息環境美化作業(ごみ拾いほか)
    • 6月から9月:生息域内保全施設維持管理作業(巣穴掃除ほか)
  3. 普及啓発活動
    • 通年:観察会(兼 個体登録技術講習会)、生息域内保全施設現地説明会および講演会(活動報告を含む)
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